古賀選手の負傷。
東京オリンピックの悪夢が蘇るこの難局を、続々と新機軸でクリアする全日本女子バレーボールチーム。

その古賀選手が昨日のベルギー戦、第1セットを落とす窮地に再びコートへ舞い戻る。

そして、鮮烈なミドルデビューを果たしたばかりの宮部藍梨選手。この日も途中出場ながらサービスエース日本を含む12得点でチームを好フォロー。

遡ること7年前、2015年のワールドグランプリで席捲した高校出たての選手と現役高校生だった二人の天才少女は長い月日を経て、ようやく揃い踏みした。

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長い間、エース候補と言われながら実現しなかった井上愛里沙選手、宮部藍梨選手という逸材が、石川真佑、林琴奈、関菜々巳、山田二千華選手といった次世代を担う選手たちが眞鍋政義監督の下、素質を開花させている。

日本黄金期の復活まで、あと一息。


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・第二次ラウンド 組分け

E組

イタリア🇮🇹          A組1位
世界ランキング3位  5勝1敗 勝ち点16

日本🇯🇵      D組2位
世界ランキング7位 5勝1敗 勝ち点15

ブラジル🇧🇷    D組3位
世界ランキング2位 5勝1敗 勝ち点14

中国🇨🇳      D組1位
世界ランキング4位 4勝1敗 勝ち点12

ベルギー🇧🇪    A組2位
世界ランキング12位   4勝2敗 勝ち点12 

オランダ🇳🇱           A組3位
世界ランキング10位  4勝2敗 勝ち点12

プエルトリコ🇵🇷   A組4位
世界ランキング22位   2勝3敗 勝ち点6

アルゼンチン🇦🇷    D組4位
世界ランキング22位 2勝4敗 勝ち点5

※日本はイタリア、オランダ、ベルギー、プエルトリコと対戦する。勝ち星とポイントは引き継ぐ。



F組


セルビア🇷🇸   C組1位
世界ランキング5位 6勝 勝ち点17

アメリカ🇺🇸   C組2位
世界ランキング1位 5勝1敗 勝ち点15

トルコ🇹🇷    B組1位
世界ランキング6位   5勝1敗 勝ち点14

カナダ🇨🇦    C組3位
世界ランキング17位 4勝2敗 勝ち点11

タイ🇹🇭     B組2位
世界ランキング14位 4勝2敗 勝ち点10

ドミニカ共和国🇩🇴 B組3位
世界ランキング9位    3勝3敗 勝ち点11

ポーランド🇵🇱  B組4位
世界ランキング13位 3勝3敗 勝ち点10

ドイツ🇩🇪    C組4位
世界ランキング11位 2勝4敗 勝ち点7



第一次ラウンド通過チームの内訳

欧州:7(イタリア、ポーランド、オランダ、トルコ、セルビア、ベルギー、ドイツ)

北米:4(アメリカ、カナダ、ドミニカ共和国、プエルトリコ)

南米:2(ブラジル、アルゼンチン)

アジア:3(中国、日本、タイ)

合計16チーム

 

この中から第三次ラウンドに進出するのは各組の上位4チームずつ、計8チームにて第三次ラウンドを闘う。



・日本の第二次ラウンド対戦スケジュール
 
10/4㈫
vsベルギー🇧🇪    A組2位
 ○
世界ランキング12位  

10/5㈬
vsイタリア🇮🇹          A組1位
世界ランキング3位  

10/6㈭
休養日

10/7㈮
プエルトリコ🇵🇷   A組4位
世界ランキング22位  

10/8㈯
休養日

10/9㈰
オランダ🇳🇱           A組3位
世界ランキング10位 

今日のイタリアは第二次ラウンド最大の難敵。昨日のブラジル戦を落とし、今日は死物狂いで勝ちに来るはず。ただし、フルセットの疲れが抜けていない。狙い目はそこ。持久戦に持ち込んで、そこを叩く。




・第二次ラウンド

オランダラウンド(ロッテルダム)


E組 

21:15〜

○イタリア🇮🇹          A組1位
世界ランキング3位  5勝1敗 勝ち点16
3-1
(20-25 25-20 25-14 25-15)
日本🇯🇵     
 D組2位
世界ランキング7位 5勝1敗 勝ち点15


・全日本女子バレーボールチームのスターティングメンバー

レフト:井上愛里沙選手、石川真佑選手
ライト:林琴奈選手
ミドル:宮部藍梨選手、山田二千華選手
セッター:関菜々巳選手
リベロ:福留慧美選手、内瀬戸真実選手


・第一セット
石川選手ライトからのクロス
イタリアタッチネット
エゴヌ選手レフトからのフェイント
ボセッティ選手レフトからのクロス
イタリアブロック
シッラ選手サーブアウト
エゴヌ選手ライトからのストレート
イタリアブロック
井上選手レフトからのクロス
キリケッラ選手クイック
井上選手レフトからのフェイント
石川選手ブロック
ボセッティ選手レフトからのブロックアウト
エゴヌ選手バックライト
石川選手レフトからのブロックアウト
宮部藍梨選手ダイレクト
エゴヌ選手バックライト
石川選手レフトからの超インナークロス
シッラ選手レフトからのブロックアウト
石川選手ライトからのカンチャンクロス
石川選手サーブアウト
井上選手レフトからのインナークロス
井上選手レフトからのブロックアウト
山田選手ブロックで日本13-11
イタリア一回目のタイムアウト
井上選手レフトからのブロックアウト
エゴヌ選手ライトからのクロス
山田選手クイック
エゴヌ選手ライトからのクロス
井上選手レフトからのストレート
ボセッテイ選手レフトからのブロックアウト
井上選手パイプ
エゴヌ選手パイプ
宮部藍梨選手クイック
石川選手レフトからのストレートで日本19-15
イタリア二回目のタイムアウト
シッラ選手レフトからのクロス
石川選手ライトからのインナークロス
石川選手サーブアウト
宮部藍梨選手クイック
イタリアタッチネット
ダネージ選手クイック
イタリアレシーブミス
キリケッラ選手クイック
石川選手パイプ
ボセッティ選手レフトからのクロス
イタリアサーブアウトで日本25-20

セットカウント1-0で日本リード

・第2セット
ダネージ選手アタックアウト
エゴヌ選手ライトからのクロス
ボセッティ選手レフトからのクロス
井上選手レフトからのクロス
エゴヌ選手ブロック
林選手ライトからのクロス
井上選手レフトからのティップ
井上選手レフトからのブロックアウト
山田選手アタックアウト
石川選手アタック、ネットを越えず
ボセッティ選手アタックアウト
山田選手ダイレクト
山田選手ブロードで日本8-5
イタリア一回目のタイムアウト
エゴヌ選手ライトからのクロス
石川選手アタックアウト
シッラ選手レフトからのクロス
石川選手レフトからのクロス
山田選手サーブアウト
ダネージ選手ブロード
キリケッラ選手サービスエース
シッラ選手レフトからのストレートでイタリア12-9
日本一回目のタイムアウト
イタリアアタックアウト
関選手サービスエース
シッラ選手レフトからのクロス
エゴヌ選手ライトからのストレート
石川選手ライトからの超インナークロス
林選手ブロック
林選手のアタック、ネットを越えず(日本チャレンジ失敗)
林選手ライトからのブロックアウト
エゴヌ選手ブロック
イタリアダイレクトでイタリア17-17
日本二回目のタイムアウト
井上選手レフトからのクロス
佐藤淑乃選手リリーフサーバー
キリケッラ選手クイック
エゴヌ選手サービスエース
ボセッティ選手レフトからのブロックアウト
山田選手ブロード
宮部愛芽世選手リリーフサーバー
ボセッティ選手レフトからのブロックアウト
石川選手レフトからのクロス
シッラ選手レフトからのストレート
石川選手レフトからのフェイントで日本18-22
イタリア一回目のタイムアウト
関選手サーブアウト
石川選手ライトからのクロス
エゴヌ選手ライトからのストレート
林選手ライトからのブロックアウト
ダネージ選手クイックでイタリア25-20

セットカウント1-1のイーブン

・第2セット
エゴヌ選手ライトからのクロス
シッラ選手レフトからのブロックアウト
石川選手アタックアウト
エゴヌ選手ライトからのクロスでイタリア4-0
日本一回目のタイムアウト
シッラ選手ブロック
エゴヌ選手ライトからのフェイント
ダネージ選手クイック
宮部愛芽世選手イン
イタリアサーブアウト
シッラ選手レフトからのクロス
林選手ライトからのプッシュアウト
キリケッラ選手レフトからのブロックアウト
ダネージ選手サーブアウト
籾井選手イン
エゴヌ選手ライトからのストレート
山田選手アタックアウトでイタリア11-3
日本二回目のタイムアウト
井上選手レフトからのフェイント
キリケッラ選手ブロック
エゴヌ選手アタックアウト
キリケッラ選手ブロック
井上選手バックからのフェイント
籾井選手サーブアウト
エゴヌ選手ライトからのブロックアウト
宮部愛芽世選手ライトからのブロックアウト
シッラ選手レフトからのクロス
エゴヌ選手ライトからのクロス
エゴヌ選手バックライト
林選手ライトからのブロックアウト
林選手ダイレクト
エゴヌ選手ライトからのクロス
山田選手ダイレクト(イタリアネットタッチチャレンジ失敗)
籾井選手ブロック
エゴヌ選手ライトからのクロス(イタリアチャレンジ成功)
宮部愛芽世選手パイプ
井上選手サーブアウト
宮部愛芽世選手レフトからのブロックアウト
ボセッティ選手レフトからのクロス(イタリアチャレンジ成功)
イタリアタッチネット
ダネージ選手クイック
ダネージ選手ブロック
林選手アタックアウトでイタリア25-14

セットカウント2-1でイタリアリード

・第4セット
ダネージ選手クイック
井上選手アタックアウト
林選手バックライト
林選手ライトからのカンチャンクロス
井上選手ブロック
ダネージ選手クイック
林選手ライトからのブロックアウト
キリケッラ選手レフトからのブロックアウト
山田選手クイック
ボセッティ選手アタックアウト
エゴヌ選手ライトからのブロックアウト
シッラ選手ブロック(日本チャレンジ失敗)
石川選手レフトからのストレート
シッラ選手レフトからのカンチャンクロス
宮部藍梨選手アタックアウト
シッラ選手レフトからのクロス
エゴヌ選手バックライトでイタリア10-7
日本一回目のタイムアウト
シッラ選手レフトからのストレート
エゴヌ選手バックライト 
ダネージ選手クイックでイタリア13-7
日本二回目のタイムアウト
横田選手イン
キリケッラ選手ネットインサービスエース
キリケッラ選手サーブアウト
オッロ選手ツー
石川選手ライトからのブロックアウト
エゴヌ選手ライトからのクロス
ダネージ選手タイレクト
横田選手クイック
ボセッティ選手クイック
林選手アタックアウト

ダネージ選手アタックアウト
佐藤淑乃選手リリーフサーバー
井上選手アタックアウト
石川選手バックからのフェイント
イタリアのアタックがマーカー
井上選手サービスエースで日本14-20
イタリア一回目のタイムアウト
エゴヌ選手パイプ
ボセッティ選手サービスエース
石川選手アタックアウト
ボセッティ選手サービスエース
山田選手ブロード
キリケッラ選手ブロードでイタリア25-15

セットカウント3-1でイタリア勝利


・ベストスコアラー
パオラ・エゴヌ選手(イタリア)

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26得点

第一セットの立ち上がりは素晴らしく、先制したまでは良かったですが、古賀選手抜きで勝ち切れるほど甘くはなかった、ということなのでしょう。

男子でも石川祐希選手の故障が癒えるまでは使いませんでしたし、イタリア戦フルセット勝利のあと、フランス戦で主力を休ませたように、今はチーム力を上げつつ、結果を求めるということなのでしょう。

とにかく、日本はベルギーに勝っているのでこのあとのプエルトリコ戦とオランダ戦に勝てば、第三次ラウンド進出は間違いなく、オランダ戦までに古賀選手の状態が上向きになるよう、頑張って欲しいです。

格下とはいえ、まずはプエルトリコ戦キッチリ勝って望みを繋げたいと思います。

頑張れ!!ニッポン!!!



10/6㈭

0:15〜

○中国🇨🇳      D組1位
世界ランキング4位 4勝1敗 勝ち点12
3-0
(25-15 25-19 25-21)
プエルトリコ🇵🇷   A組4位
世界ランキング22位   2勝3敗 勝ち点6

中国、順当にプエルトリコを危なげなく下して5勝目。

ベストスコアラー
リ・エイエイ選手(中国)

リ・エイエイ

15得点



3:15〜

○ベルギー🇧🇪    A組2位
世界ランキング12位   4勝2敗 勝ち点12 
3-0
(25-16 25-23 25-23)

アルゼンチン🇦🇷    D組4位
世界ランキング22位 2勝4敗 勝ち点5

善戦したアルゼンチンだが、終わってみればストレートで敗退。来年チャレンジャーカップから出直しのベルギーだが、ハーボッツ選手を旗頭にここまで5勝と好調。


ベストスコアラー
ブリッツ・ハーボッツ選手(ベルギー)

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28得点






F組

ポーランドラウンド(ウッチ)

22:00〜

タイ🇹🇭     B組2位
世界ランキング14位 4勝2敗 勝ち点10
1-3
(19-25 22-25 25-18 23-25)
○ドイツ🇩🇪    C組4位
世界ランキング11位 2勝4敗 勝ち点7

4勝1敗で堂々第二次ラウンドまで勝ち進んだタイだが、高さのあるチームに苦戦し、これで二連敗。

・ベストスコアラー
アチャラポーン・コンヨット選手(タイ)

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25得点



0:30〜

○トルコ🇹🇷    B組1位
世界ランキング6位   5勝1敗 勝ち点14
3-0  
(25-22 26-24 28-26)
カナダ🇨🇦    
C組3位
世界ランキング17位 4勝2敗 勝ち点11

好調のカナダ、トルコに肉薄するも一歩足らずストレートで敗退。

・ベストスコアラー
エブラル・カラクルト選手(トルコ)

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20得点



2:00〜

○セルビア🇷🇸   C組1位
世界ランキング5位 6勝 勝ち点17
3-0
(26-24 25-20 25-17)

ドミニカ共和国🇩🇴 B組3位
世界ランキング9位    3勝3敗 勝ち点11

第一セットの接戦を凌いだセルビア。その勢いでストレート勝ちを収めて7戦全勝。

・ベストスコアラー
ティヤナ・ボシュコビッチ選手(セルビア)

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15得点



3:30〜

アメリカ🇺🇸   C組2位
世界ランキング1位 5勝1敗 勝ち点15
0-3
(23-25 20-25 18-25)
○ポーランド🇵🇱  
B組4位
世界ランキング13位 3勝3敗 勝ち点10

第一セットを先制したポーランド。そのまま圧倒しアメリカをストレートで下す。高さ負けせず攻撃力のあるチームにはこれがある。

・ベストスコアラー
マグダレナ・ステイシアク選手(ポーランド)

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19得点