日本は絶体絶命の窮地にて神風を吹かせた。

古賀紗理那選手負傷欠場の中、ブラジルを破る起死回生の大金星を収めた。

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注目すべき点は幾つかある。

まず、サーブで明確なターゲットを狙うなど組織的なバレーボールで一致団結した。

次に選手個々の修正能力とそのバックアップだ。

井上愛里沙選手は意識的に速く打ち切り、巧みにコースの打ち分け、強弱を使いこなし再びエースへの道を歩み始めた。

開幕戦のコロンビア戦ではクイックに難のあった横田真未選手が短期間で修正してきた。

スターターでの起用がなかった石川真佑選手が見事に古賀選手の穴を埋めた。

強弱の出し入れと言えば林琴奈選手。
この日日本は意識的にライト多めの選択肢をし、強打にフェイントに大活躍した。

そして、中国戦で7/7を記録した山田二千華選手がブラジル戦での大活躍。第4セットの大逆転の口火を切るサーブ攻勢、ブロード、クイックでも大活躍。

眞鍋監督のいうラッキーガールまで出揃った。


こうなってくると何位で通過出来るかだ。

中国とブラジル戦の結果次第では日本は2位通過可能性がある。


まだアルゼンチン戦が残っているが、とにかく第二次ラウンドを優位に闘いを進めたい。



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・FIVB女子世界選手権 実施概略

開催期間
2022年9月23日~10月25日

開催国
オランダ、ポーランド合同開催

出場国

開催国
オランダ🇳🇱   世界ランキング10位
ポーランド🇵🇱  世界ランキング13位


前回優勝チーム
セルビア🇷🇸   世界ランキング5位


アジア代表
中国🇨🇳     世界ランキング4位
日本🇯🇵     世界ランキング7位

アフリカ代表
カメルーン🇨🇲  世界ランキング28位
ケニア🇰🇪    世界ランキング16位

ヨーロッパ代表
イタリア🇮🇹   世界ランキング3位
トルコ🇹🇷    世界ランキング6位

南米代表
ブラジル🇧🇷   世界ランキング2位
コロンビア🇨🇴  世界ランキング7位

北米代表
ドミニカ共和国🇩🇴世界ランキング9位
プエルトリコ🇵🇷 世界ランキング22位


権利を獲得していない世界ランキング上位13チー厶*

アメリカ🇺🇸   世界ランキング1位
ドイツ🇩🇪    世界ランキング11位
ベルギー🇧🇪   世界ランキング12位
韓国🇰🇷     世界ランキング21位
ブルガリア🇧🇬  世界ランキング15位
カナダ🇨🇦   世界ランキング17位
タイ🇹🇭     世界ランキング14位
アルゼンチン🇦🇷 世界ランキング22位
チェコ🇨🇿    世界ランキング19位
カザフスタン🇰🇿 世界ランキング39位
クロアチア🇭🇷  世界ランキング20位

*上記は現在の世界ランキング。



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開催形式

第一次ラウンド:

24チームを6チームずつ4組に分かれ消化。各組上位4チームずつ、16チームが第二次ラウンドに出場。

第二次ラウンド:
E、F組に分かれた両組の上位4チームずつ、計8チームが第三次ラウンドに進出。

第三次ラウンド:
第二次ラウンド同組の1位と4位、2位と3位で準々決勝を争う。勝ったチームが準決勝に進出。
その結果で優勝決定戦、3位決定戦を争う。



•第一次予選ラウンド組分けと勝敗


A組
イタリア🇮🇹   
世界ランキング3位  4勝 勝ち点12

オランダ🇳🇱   
世界ランキング10位  3勝 勝ち点9 

〜第二次ラウンド進出〜

ベルギー🇧🇪   
世界ランキング12位   2勝1敗 勝ち点6

ケニア🇰🇪    
世界ランキング16位       1勝3敗 勝ち点3

プエルトリコ🇵🇷 
世界ランキング22位   1勝3敗 勝ち点3

カメルーン🇨🇲  
世界ランキング28位    4 勝ち点0

上位と下位がクッキリしてしまったA組。
こうなるとイタリアの首位通過はほぼ確定で、欧州勢の独断場になる可能性が高い。


B組
ドミニカ共和国🇩🇴
世界ランキング9位    3勝1敗 勝ち点11

ポーランド🇵🇱  
世界ランキング13位 3勝1敗 勝ち点9

タイ🇹🇭     
世界ランキング14位 3勝1敗 勝ち点8

トルコ🇹🇷    
世界ランキング6位   3勝1敗 勝ち点9

〜第二次ラウンド進出〜

クロアチア🇭🇷  
世界ランキング20位  4敗 勝ち点0

韓国🇰🇷     
世界ランキング21位  4敗 勝ち点0

かなり面白い組み合わせになったB組。
順当に行けばポーランドとトルコが勝ち上がり、ドミニカ共和国も当確。今年は韓国が全く覇気がなく、タイは大チャンス。チャレンジャーカップを優勝したクロアチアも一発注意。


C組
セルビア🇷🇸   
世界ランキング5位 4勝 勝ち点11

アメリカ🇺🇸   
世界ランキング1位 2勝 勝ち点6

ドイツ🇩🇪    
世界ランキング11位 2勝1敗 勝ち点6

カナダ🇨🇦    
世界ランキング17位 2勝2敗 勝ち点6

〜第二次ラウンド進出〜

ブルガリア🇧🇬  
世界ランキング15位 4敗 勝ち点1

カザフスタン🇰🇿 
世界ランキング39位 4敗 勝ち点0

こちらも上位と下位がクッキリしているC組。
ドイツ、ブルガリア、カナダの争いが熾烈になりそう。


D組 
ブラジル🇧🇷   
世界ランキング2位 3勝1敗 勝ち点9

中国🇨🇳     
世界ランキング4位 4勝 勝ち点12

日本🇯🇵     
世界ランキング7位 3勝1敗 勝ち点9

〜第二次ラウンド進出〜

アルゼンチン🇦🇷 
世界ランキング22位 1勝2敗 勝ち点3

コロンビア🇨🇴  
世界ランキング16位    3敗 勝ち点0

チェコ🇨🇿    
世界ランキング19位 4敗 勝ち点0

こちらも上位と下位がクッキリのD組。欧州勢に骨っぽいチームがなく、南米寄りのチーム多し。日本にとって予選通過は当たり前。問題はブラジル、中国戦。


※参考記事




全日本女子バレーボールチーム 出場選手

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結局、リベロ枠は小島選手が外れ、今回は内瀬戸、福留選手が勝ち取り、ミドルは島村、横田、山田選手が選出され、小川選手が外れることとなった。

宮部藍梨、内瀬戸選手はそれぞれ、ミドル、サイド兼任も予想される。



・試合ルール
テクニカルタイムアウトはなし。
リクエストは1セット2回まで。


•第一次ラウンド 日本対戦日程

9/25日曜日 コロンビア戦 ○
9/26月曜日 チェコ戦  ○
9/28水曜日 中国戦 
9/30金曜日 ブラジル戦 ○
10/2日曜日 アルゼンチン戦

次のアルゼンチン戦は明日だ。
ここはまず、問題なく勝てるとは思うが油断は禁物。
第二次ラウンド開幕は10/4から。
少しインターバルが開くのも好都合。
古賀選手をなるべく休ませ、回復させたい。

そして今日、中国とブラジル戦が行われる。
この結果次第で日本の2位通過が懸かる。


・予選第一次ラウンド

10/1㈯

A組
オランダラウンド(アーネム)

オランダ🇳🇱   
世界ランキング10位  3勝 勝ち点9 
1-3
(16-25 23-25 26-24 25-27)
ベルギー🇧🇪   
世界ランキング12位   2勝1敗 勝ち点6

既に第二次ラウンド進出を決めているオランダだがネーションズリーグ得点王のハーボッツ選手の大車輪の活躍で競り負けて逆転負けを喫す。
ベルギーはこれで第二次ラウンド進出。

・ベストスコアラー
ブリッツ・ハーボッツ選手(ベルギー)

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41得点




B組
ポーランドラウンド(グダニスク)

21:00〜

ドミニカ共和国🇩🇴
世界ランキング9位    3勝1敗 勝ち点11
2-3
(29-31 25-16 25-21 22-25 11-15)
○タイ🇹🇭     
世界ランキング14位 3勝1敗 勝ち点8

首位を走るドミニカ共和国と追うタイ。
持ち前の粘りと高速コンビでフルセットに持ち込んだタイが逆転で堂々の4勝目。

・ベストスコアラー
ガイラ セネイダ・ゴンサレス ロペス選手(ドミニカ共和国)

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28得点



C組
ポーランドラウンド(ウッチ)


○アメリカ🇺🇸   
世界ランキング1位 2勝 勝ち点6
3-0
(25-17 25-13 26-24)
ドイツ🇩🇪    
世界ランキング11位 2勝1敗 勝ち点6

強敵との連戦で次第に葉が立たなくなってきたドイツ。アメリカがストレートで三連勝。第二次ラウンド進出を決めた。

・ベストスコアラー
アンナ・スティーブンソン選手(アメリカ)

Anna-Stevenson (1)

12得点



20:00~

○ブルガリア🇧🇬  
世界ランキング15位 4敗 勝ち点1
3-0
(25-18 25-22 25-18)
カザフスタン🇰🇿 
世界ランキング39位 4敗 勝ち点0

まだ勝ち星のない同士の対戦。ブルガリアがようやく最終戦で初勝利を収める。

ベストスコアラー
タチアナ・ニキティナ選手(カザフスタン)

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15得点

 


23:00〜

○ドイツ🇩🇪    
世界ランキング11位 2勝1敗 勝ち点6
2-3
(25-12 26-24 23-25 18-25 9-15)

カナダ🇨🇦    
世界ランキング17位 2勝2敗 勝ち点6

ドイツ圧倒的優勢を跳ね返し、第3セットを奪い返してからの逆襲で逆転勝利のカナダ。これで3勝目をあげ第二次ラウンド進出を決める。

・ベストスコアラー
アレクサ・グレイ選手(カナダ)

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26得点
 

23:00〜

○プエルトリコ🇵🇷 
世界ランキング22位   1勝3敗 勝ち点3
3-1
(25-15 19-25 25-18 25-20)
ケニア🇰🇪    
世界ランキング16位       1勝3敗 勝ち点3


今大会もう一つの両チーム。プエルトリコが勝って最終戦を飾る。

・ベストスコアラー
ベロニカ・アディアンボオルオチ選手(ケニア)

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22得点



D組

オランダラウンド(アーネム)

コロンビア🇨🇴  
世界ランキング16位    3敗 勝ち点0
2-3
(25-19 17-25 29-27 20-25 8-15)
アルゼンチン🇦🇷 
世界ランキング22位 1勝2敗 勝ち点3

コロンビアに先に王手をかけられ、苦しいアルゼンチン。フルセットに持ち込んで辛勝。2勝目を収める。

・ベストスコアラー
エリカ・メルカド選手(アルゼンチン)

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28得点



21:00〜

○ブラジル🇧🇷   
世界ランキング2位 3勝1敗 勝ち点9
3-1
(23-25 25-17 25-22 25-22)
中国🇨🇳     
世界ランキング4位 4勝 勝ち点12

D組1位通過が懸かった頂上対決。昨日の日本戦の敗戦を糧にブラジルが全勝の中国に土をつける。

・ベストスコアラー
タイナラ・サントス選手(ブラジル)

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リ・エイエイ選手(中国)

リ・エイエイ

22得点